Close

SDG's環境への取り組み

SDG'sとは?

Sustainable Divelopment Goalsの略称で和訳は「持続可能な開発目標」という意味になります。←難しい💦

簡単に説明すると環境問題、人権や経済をより良くするために2030年までに世界、企業、個人が目指していくための目標のようなものです。

具体的には17の目標があり、その中に169の達成基準と232の指標から成り立っています。

さすがにこんな数は覚えられません( ノД`)

もちろん、覚える必要はないですが、下記に記す17の目標を使って説明をすると分かりやすいと思います。

17の開発目標

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. すべての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなくそう
  11. 住み続けられるまちづくりを
  12. つくる責任、つかう責任
  13. 気候変動に具体的な開発を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさを守ろう
  16. 平和と公正をすべての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

これらの目標はそれぞれ独立しているのではなく、繋がっているということが重要です。

そして世界的な規模感ではなく、企業や個人がこれらの目標を達成していくことで、持続可能な人々の暮らしにつながります。。。

えぇぇぇ~!!!まったく理解できない!つかめない!

となりませんか?

でも大丈夫!ここから、分かりやすく説明させていただきます!

「コンビニで紅茶を買います、飲み終わったので川にポイ捨てしました。」

いやいや!川に捨てちゃダメでしょ!ってなるのですが、ここを深く掘り下げると、上記の17目標がつながっていきます。

紅茶を作るには、お茶の葉が必要ですが、お茶の葉には大量の農薬を使われることが多いです。これは環境や人にとって優しく安全でしょうか?

その農薬だらけの大量生産のお茶の葉は誰が摘んでいるのでしょうか?もしかしたら、貧しい場所の子供たちかもしれません。

そして、飲み終わったペットボトルを川に捨てると川が汚れます。川の先には海があるため、海も汚れます。海が汚れると、水蒸気でできた雲も汚れていて、雨が汚れます。そして汚い雨が山に降り注ぎます。

ペットボトルは分解されないため、マイクロプラスチックという細かい破片や粒子になります。

それを食べる海の魚がいます。その魚を人間が食べます。病気になります。貧困の方は病院でまともな医療が受けられません。

 

こうした循環を改善するために、個人から企業、世界が変わるために分かりやすく定められたものがSDG’sです。

では、NiiMoの仕事とSDG'sの関係とは?

私たちは主に「15.陸の豊かさを守ろう」を主として事業をしています。

日本は森林率が先進国でも高水準の世界2位の森林帯国です。(森林率とは土地に対しての森林の面積のこと)

日本の土地の約7割が森林に覆われており、そのうち4割が人工林になります。(人工林とは、人工的に植えた杉、松、ヒノキなどの建築材等を目的として植えられた木で多くは針葉樹林)

森林の保有率は多いですが、日本の土地は山岳であり、人件費も高く、これらの要因から、安い外国の木を輸入することで、それに押され、現在では放置林が多くなっています。

人工林を放置すると、木が密集しすぎて土に光が届かず、他の植物が生えなず、密集した木の根は育たない。結果、土が水を貯える力が衰え、土の表面に水が流れ、土砂災害や水質汚染など様々な災害が引き起こされる原因になっています。

また、こうした生態系の問題と同時に里山の収入源である林業の衰退は、生態系や環境にも問題が起こります。

昔は里山に人が住み、森に人が出かけることで、熊やイノシシなどの人間を襲う可能性がある動物が街に出にくかったですが、こうした状況から現在、山に住む動物たちは境界線が分かりづらく、安易に人の多い街へ出てしまいます。

また、温暖化や環境の変化で急激な雨の酸性は植物に影響を与えていると言われています。

雨で土の酸性が強くなると、どんぐりの木(ナラの木)などは枯れてしまいます。これがいわゆるナラ枯れと呼ばれるもので、昔は周期的にはあったものの、現在はこのナラ枯れが止まらない状況です。

これにより、動物たちの多くはどんぐりの木の実を食べるため、山に食料が少なくなっている原因ではないかと推測もされています。